HSP(High Sensitive Person)とHSS(High Sensation Seeking)の混合型の人が謎すぎて理解できないと思っていませんか?
HSPとHSSの混合型の人は、繊細なHSPな面と刺激を求めるHSSな面の、相反する性質の両方を持ち合わせています。
実は、その複雑な性質のため、本人自身も自分のことを理解しづらく、子供の頃から周りと違うことに何となく気づいています。
残念ながらに関する日本では専門的な本が見つからず、HSPとHSSの混合型に関する学術的な研究に基づいた本を出版されているトレイシー博士の著書「The Thrill ! The High Sensation Seeking Highly Sensitive Person」の中にあるHSPとHSSの混合型のエピソードより、特徴を3つにまとめたものを紹介していきます。
HSPとHSPの混合型の特徴の理解を深めるために、お役立て下さい。

今日の話の中に、きっと似たような経験があるかもしれないよ。
目次
心理学者トレイシー博士の本による「HSPとHSSの混合型」の3つのエピソード
トレイシー博士は、アメリカのベイカー大学の修士過程のプログラム開発責任者。
現役の研究者、作家、教育者として活躍されています。
また、学術的な研究に基づいたHSPとHSSの混合型に関する本を出版されている、唯一の博士です。(私調べ)
トレイシー博士の著書の中で紹介されているHSPとHSSの混合型の3つのエピソードから、行動の特徴を解説します。
<エピソード1>子供時代、ローラースケートや自転車で下り坂を、スピードをセーブせずに下って遊んでいた。
危険だし、失敗したら恥ずかしいと思いながらスリルを味わうのが好きだった。
【解説】
特徴:注意を払いながら、スリル満点な遊びをする。
刺激を求めて行動してしまう大胆なHSSの性質と、危険だと認識してい周りの目が気になってしまうといったHSPの繊細さの両方の性質を併せ持つ。
<エピソード2>ガイド付きの美術館ツアーは退屈でつまらないと感じる
自分のペースでじっくり作品のニュアンスを味わうのが好き。
【解説】
特徴:退屈なことが嫌いだけど、微細な変化を楽しみたい。
みんなと同じものを同じペースで同じ目線で作品を鑑賞することがつまらないという退屈さを回避するHSSの性質と、じっくり細かいところまでニュアンスを堪能したいというHSPの繊細さを併せ持つ。
<エピソード3>パッケージの団体ツアーは退屈でつまらないと感じる
安心して行ける旅行先へ個人で自由に出かけるのが好き。
【解説】
特徴3:無難は嫌いだけど、慎重さを忘れない。
決まりきったルートをみんなと同じように安心安全な環境で出かけるのはつまらないと感じるHSSの性質と、だからと言って危険な国や危険地区に足を踏み入れるのは怖いというHSPの繊細さを併せ持つ。
あなたにも当てはまる?! HSPとHSSの混合型のあるある話 <子供時代>

私も下り坂を自転車で全速力でこいで遊んでた〜(笑)
今考えるとよく何も起きなかったのが不思議なくらい。

私もやってたわ。
キューカーブを自転車で全力で走行してケガをした痛い思い出も・・・

先生、結構お転婆だったんですね。

もっと女の子らしい遊びをしなさいって呆れられてたわ(笑)
まとめ
HSPとHSSの混合型の人は、本人自身も相反する性質を理解するのが難しく、周りの人にも理解されづらいことがあります。
しかし、謎の行動は本人的には嘘偽りのない行動なのです。
HSPとHSSの混合型についての情報は、日本ではまだまだ少なく、存在を知らない人も多くいます。
この記事にたどり着いたあなたの周りから、徐々に認知の輪が広がっていくことを願っています。
【参考図書】
Tracy M. Cooper博士の著書「The Thrill ! The High Sensation Seeking Highly Sensitive Person」
私、どっちの性格が本当の自分か、分からなくなることがあるの。