HSPのあなたは、イライラしやすい自分のことをどうしようもない、と嫌になっていませんか?
HSPは、ただ生活しているだけで、日常的にストレスを抱えやすく、イライラしやすいのです。
なぜなら、人からも自分からも環境からも、ストレスが加わってしまうからです。
しかし、感情の扱い方と、自分に合った疲れの取り方がわかるようになると、イライラすることは減り、感情を乱さなくなります。
目次
HSPはイライラした人の感情をもらいやすい

家族の中で誰かイライラしていたら、私までイライラしちゃうの。

そういうことはあるかもね。
その理由を解説するね。
HSPは、人の感情が自分の感情になるほど共感力が高い
HSPの性質には大きく4つの特徴にまとめられます。
詳しくはこちらの記事で。
そのうちのひとつ、「感情的に反応しやすく、共感力が高い」性質によって、相手の感情が感染してしまいやすいのです。
これはイライラだけでなくて、ポジティブな感情でも、他のネガティブな感情でも同じです。

共感力が高いことが、自分の首をしめることだってあるのね。

そうね。
共感力の高さゆえに、一見良いことも悪いこともあるわね。
一見ね。
こちらの記事内では、周りのネガティブな影響から身を守る方法について紹介しています。
よかったら参考にしてください。
HSPは自分自身のことでイライラしやすい
このように、HSPの性質ゆえに、相手からの影響だけでなく、自分自身のことでも悩みを抱えやすく、それがイライラの原因になってしまうことがあります。
HSPはイライラしている自分が嫌いで、さらにストレス
簡単に、そしてしばしば、イライラしてしまう自分のことが嫌いになり、さらにストレスとなってしまいます。
HSPは環境によってイライラしやすい
HSPは日常的にストレスを抱えやすい
さらには、五感が敏感なHSPにとっては、環境からの影響も無視できません。
例えば
・視覚→部屋が散らかっているのを見てイライラ
・聴覚→雑音でイライラ
・触覚→新しく買った洋服の着心地が悪くてイライラ
・臭覚→臭いのキツい香水の香りにイライラ
・味覚→食べなれない食事を食べざるを得なくてイライラ(気分不快)
HSPがイライラに悩まなくなるための7つの対処法

もうこの話題を聞いてるだけでイライラを思い出してくるわ。

大丈夫よ。
今日はイライラで悩まなくなる対処法を5つ紹介するね。
自分に合ったもの、やりやすいものを取り入れてみて。
HSPの性質を客観的に捉える
イライラの原因となっているひとつは、生まれ持ったHSPの気質が影響しています。
HSPの性質を困ったものだと捉えるのも、ありがたいと捉えるのも、実は自由自在です。
そのような評価を加えずに、HSPの性質を客観的に捉えて、どのようなものかを理解していきます。
HSPの客観的な捉え方は、こちらの記事のなかで紹介しています。
(この記事ではHSS型HSPの客観的な捉え方を紹介していますが、同様です。)
イライラの感情を分析する
まず、そのイライラの感情は他人のものなのか、自分の感情なのかを意識するようにします。
その具体的な対処法は以下の通りです。
・しょっちゅうイライラしている人とは付き合わない(極論です)。
・イライラしている人との境界線を意識する。
こちらの記事内で、周りのネガティブな影響から身を守るための瞑想を紹介しています。
よかったら参考にしてください。
自分に合った疲れの取り方を心得ておく
常日頃からストレスレベルを下げておくよう心がけましょう。
人に勧められる疲れの取り方であっても、あなた自身に合わなければ、かえってストレスになります。
あなた自身の感覚を大切にしましょう。
こちらの記事では、感性が豊かだからこそ効果的なストレス対策を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
自分に合った環境を整える
前述の五感が敏感なことによるストレスは、環境を整えることで楽になります。
まずは、何に対してストレスかを明確にしたうえで、なんとなく受け入れていたものを遠ざけてる勇気が必要です。
例えば
・聴覚→雑音でイライラ→耳栓を持ち歩く
・触覚→新しく買った洋服の着心地が悪くてイライラ→もったいないけど、もう着ない
・臭覚→臭いのキツい香水の香りにイライラ→マスクをする、遠ざかる
・味覚→食べ慣れない食事を食べざるを得なくてイライラ(気分不快)→食べるのをきっぱり断る

これは、周りの理解が必要だね。

そうだね、そういうのもあるね。
出来るものを探していくといいよ。
八方美人を目指さず、人付き合いは割り切る
しょっちゅうイライラしている人や、あなたの感情が取り乱されてしまう人とは距離を置くように意識しましょう。
無理に自己肯定感を上げない
イライラした自分を好きになれないとしても、無理に自己肯定感を上げようとすると、かえって自己肯定感が下がってしまう恐れがあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
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やらないことを決めておく
HSPは、相手の気持ちや空気を読み過ぎてしまうので、前もってやらないことを意識する心がけが必要です。
そうしないと体がいくつ合っても足りないわ。
そこで、ここでは、HSPがイライラに悩まないために、以下の7つの対処法を紹介していくね。
①HSPの性質を客観的に捉える
②イライラの感情を分析する
③自分に合った疲れの取り方を心得ておく
④自分に合った環境を整える
⑤八方美人を目指さず、人付き合いは割り切る
⑥無理に自己肯定感を上げない
⑦やらないことを決めておく
参考にしてみてね。